After all というと、「結局」という意味で覚えている方も多いでしょう。文頭に置くと、「とにかく」で、文末に置くと「やはり」という感じに覚えている方もいらっしゃるようです。英和辞典でもそのように書かれていて、英語から日本語に訳するときはそれでも良いです。
でも結局、日本語での意味の方が広くて、「結局」のイメージで after all を使っていると、after all が使えない場面で使ってしまうこともあるでしょう。会話で頻繁に使いますから after all の意味と使い方を再確認したいと思います。
After all の二つの意味
驚きの結果
一つ目は、今まで言っていたことだったり、予期されていたことに対して、反対のことが起きたという意味です。最終的にどうなったということだけでは不十分です。
この意味の場合は文の最後に付けます。
もしあなたが、飲み会に参加すると幹事に伝えていたけど、やっぱり行けそうにないと伝えるのであれば、以下のように言えます。
I’m sorry. I can’t come after all.
結局という日本語からすると、最終的にどうなったかに意識が集まりますが、そうではなく当初の思惑と違うことが起きないと after all は使えません。Finally とか at last とか in the end とは意味が違います。After allを使うときは驚きを感じた後のはずです。
根拠の付加
二つ目は、あることに対しての根拠を後から付け加える時に使います。
この意味の場合は文頭か、文の最後に付けます。どちらにせよコンマで文と区切ります。
Of course you’re tired. After all, you stayed up working all night.
因果関係の理由を厳密にというよりも、ある事実を考慮に入れるとといった意味合いになります。
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