ロジカル・シンキングについて

議論の深層解析: トゥールミンモデルの探求
論理的な議論や批評は、古代ギリシャの哲学者たちから現代の学者やビジネスマンまで、私たちの知識や信念を形成し続けてきました。議論の質を高め、その有効性を判断するためには、その構造を理解することが不可欠です。そのために開発されたのが、スティーヴ...

論理的思考などの思考法は問題解決のためのツールだけでしかない
このブログでも紹介しているロジカル・シンキング(論理的思考)、ラテラル・シンキングやクリティカル・シンキングなど思考法は、あくまでも問題解決を目的としたツールでしかありません。これらの思考法を覚えることが目的では意味がなく、実際に活用して問...

ヒューリスティックスとバイアスを考慮して冷静に判断する
決断が早いことは何かと良いこととされる傾向があるのですが、早い決断には間違いがつきものです。当初良いと思っていた案も検討を進めるうちに穴がたくさん見つかったり、時間をかけて多くの人の意見を聞くことによって案に磨きがかかることの方が多かったり...

商品ライフサイクルに応じた商品設計の思考方法
スマートフォンのような成長途上にあってこれからも拡大が考えらえるような市場では定期的に新モデルが計画され最先端の技術が次々と導入されていて開発しているエンジニアたちはきっと忙しいながらも充実して設計ができているのではないでしょうか。しかし実...

問題解決のための3つの思考法
問題解決のための思考法としては、ロジカル・シンキング(論理的思考)が浸透していますが、それ以外にもラテラル・シンキングとクリティカル・シンキングがあります。平たく言えばロジカル・シンキングとは正しく考えることで、ラテラル・シンキングとは新た...

ゼロベース思考で最短距離で課題解決するアイデアを出す
ゼロベース思考とは、前例やしがらみにとらわれることなく、今までの延長線上で考えるのではなく、そもそもどうあるべきかということを白紙の状態から考えることから始める方法です。前提を疑い、制約を取っ払う今あるプロセスもきちんと考えられたものではな...

MECEで全体をとらえて正しく問題解決に導く
MECEとはMutuallyExclusiveandCollectivelyExhaustiveの略ですが、発音はmeseeです。ミッシーではなくミーシーです。ミッシーは日本だとまだ通じますが、海外では通じません。直訳すれば「相互に排他され...

ビジネス文書には起承転結は向かない
文章を書くときは起承転結で構成するようにと学校で習いましたが、ビジネスの世界では起承転結はご法度です。起承転結がダメな理由としては、何を言いたいのか最後まで聞かないとわからないこと、論理構成と文書が一致しないこと、話が長くなることの3つある...

事実と意見を区別し事実を共有した上で意見を議論する
管理職をしていると部下からの報告や、他部門の関係者と話をすることも多くあるのですが、何が「事実」で、何が「意見」なのかわからない話をされることがよくあります。大体このような話をされる方は「事実」と「意見」の違いさえも理解されていないことが多...

問題解決のデータ収集は仮説に基づいて行うべき
ある問題を担当しているとして、役員や部門長から「そういえばあの件はどうなっている?」と経過報告を求められることはよくあります。間違っても「今現状を把握するためにデータを集めています。」とか回答してはいけません。「データが揃うまで対策は検討で...