APC Smart-UPS 1500 RMの互換バッテリー交換のコツ

ハード関連

APCのSmart-UPS 1500 RM(ラックマウント2U)のを使っているのですが、大体2,3年くらいでバッテリーがだめになってセルフテストで失敗するようになってしまいますよね。Smart-UPS 1500 RM自体も高価なものですが、純正バッテリーもかなり高いです。

こんな高いバッテリーを定期的に買うのはバカみたいなので、非純正の互換バッテリーを利用しています。ただし非純正なので保証はされなくなります。

互換バッテリーの入手

SmartUPS 1500 RMのバッテリーは電圧が12Vで容量は7Ahだろうが9Ahだろうが構いません。もちろんサイズが合わないといけないので大体150mm x 95mm x 65mm程度のものを選びます。コネクタは平型端子のものです。

私が使っていておすすめは、LongのWP1236Wです。サイズもコネクタもピッタリで、安定的に使えていますし、何よりも安いのが良いです。これが4個必要です。

取り換えのコツ

純正ではないので互換バッテリーを取り付けるのは残念ながら簡単ではありません。基本的な取り換え方法については以下の動画を見てもらいたいです。

この動画でおかしいのは純正のバッテリーが両面テープで金属のケースにがっちりと取り付けられているのですが、いとも簡単にマイナスドライバーで外していることです。さすがはアメリカ人ですね。日本人の私が外した時はこんなに簡単ではなかったです。

そもそもマイナスドライバーでぐいぐいやると金属のケースもバッテリーも傷んでしまうのであまりお勧めできません。

純正バッテリーについている両面テープを裏から剥ぐ

まずバッテリーのケースを裏返してもらうと窓が開いているのがわかると思います。この窓に薄い金属の板状のものを突っ込んでいくことで両面テープを剝いでいくのが良いです。

私は厚み2mmくらいのアルミ板があったので、それを窓からほぼ水平に入れて金づちで叩いてテープを剝いでいきました。丈夫で薄いものがあれば何でも良いのですが、途中から太くなるマイナスドライバーのようなものは良くないです。試していないですがPCIスロットカバーとかでも大丈夫かもしれません。

あとはマイナスドライバーで剝がしとる

薄い板で両面テープを十分に痛めつけたらあとはマイナスドライバーを裏の窓にいれて金づちとかで両面テープの間に入れる感じで外していきます。両面テープの粘着力はもうあまりないので金属が大きく変形することはないと思います。

これでやっとバッテリーが手で取り外せます。

コネクターが固いことがある

バッテリーケーブルが付いている平型端子のコネクターですが、プラスが固くて外しづらかったです。これは単に固着しているだけなので、マイナスドライバで端子の金属部分を外す方向に押すように金づちで軽く叩きだしてあげれば簡単に取れます。

無理にケーブル部分をもって引っ張るとコネクターを痛めるのでやめましょう。

取り替えたバッテリーは両面テープを使わない

引っ越しとかしないのであれば両面テープでまた取り付けることはしないほうが2,3年後楽です。私も上の苦労をしたのは一回だけで、以降は簡単に取り替えています。

両面テープを付けていないことを忘れて、裏返したりするとバッテリー落ちてケーブルが重さで断線したり、怪我したりする可能性があるので、両面テープが付いていないことをしっかり覚えておいてください。

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