日常会話において感情を表現することは欠かすことのできないことだと思います。英語で感情を表現する際には angry のような形容詞や excite のような動詞をよく使いますが、動詞の場合は英語特有の型を持っているのでノンネイティブには注意が必要になります。
感情を引き起こす意味の動詞
感情を表現するというよりは、感情を引き起こす表現といったほうがしっくりきます。感情を引き起こす意味の動詞には以下のようなものがあります。人を~の感情にさせるという意味になり他動詞になります。
- amaze
- びっくりさせる
- amuse
- おもしろがらせる
- annoy
- うるさがらせる
- astonish
- 突然びっくりさせる
- bore
- うんざりさせる
- confuse
- 混乱させる
- convince
- 確信させる
- delight
- 大いに喜ばせる
- depress
- 意気消沈させる
- disappoint
- 失望させる
- discourage
- 勇気, 希望, 自信を失わせる
- excite
- 興奮させる
- frighten
- こわがらせる
- frustrate
- 挫折感を起こさせる
- impress
- 感動させる
- interest
- 興味を起こさせる
- irritate
- いらいらさせる
- move
- 感動させる
- relax
- 楽にさせる
- relieve
- 和らげる
- shock
- 衝撃を与える
- satisfy
- 満足させる
- surprise
- 驚かす
- thrill
- ぞくぞくさせる
- tire
- 疲れさせる
- upset
- 気を転倒させる
- worry
- 心配させる
他動詞なので英語らしい
他動詞ですから、主語が目的語に対して動詞の意味の感情を起こさせたということなので、例えば amuse であれば「主語が目的語におもしろいという感情を起こさせる」ということで目的語には感情を持っている人か動物?以外は来ないですが、主語は色々あるだろうことが分かります。ここが英語らしいところですね。
His joke amused us.
He amused himself with a comic book.
よく英語の参考書とかに人が主語の場合は-edをつけて過去分詞にして、物が主語の場合は-ingをつけて現在分詞にするとか説明があったりしますが、全くナンセンスです。
人が主語に来るというよりも、ある感情にさせられた人が主語にくる場合は当然受動態になるし、ある感情にさせるもの・人が主語にくる場合は能動態となります。必ずしも進行形にはならないですし、主語に人が来る場合もあります。
現在分詞・過去分詞は形容詞的
感情を引き起こす意味の動詞が進行形で使われるときは形容詞的に使うこともあって、この場合目的語は必要ありません。下の文はどちらも正しいです。
The meeting was boring.
The meeting was boring me.
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