LVM を個人が使う必要があるのか

UNIX
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Linuxをインストールするときに、パーティションをLVMにするかどうか悩まれる方も多いと思います。先に結論を言うと、必要ありません。普通にext4のパーティションで使ってください。

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LVMとは

論理ボリュームマネージャー(Logical Volume Manager: LVM)は、複数の物理ボリュームをまとめて一つの論理ボリュームを作り出す機能になります。物理ボリュームというのがハードディスクひとつひとつで、それらをまとめて一つのディスクとして使えるようなものです。

こういった仕組みがあるのはもちろん理由があるからで、柔軟に効率的にディスクを利用したかったり、その管理を容易にすることを目的にしています。

例えばディスクが足りなくなったとき、ディスクを追加しただけでは不足してるパーティションはそのままですから、ファイルを移動したりといったことが必要だったりします。それに伴ってディレクトリ構成が変わると色々と設定が必要だったりして、面倒なことになります。

そこを一段かまして、物理ボリュームを論理ボリュームに追加して、ファイルシステムをリサイズするだけで容量が増えるのであれば、かなり楽ができます。

また物理ボリュームの間に冗長性を持たせるミラーリングを使えば、ディスクの故障などの障害に備えることもできます。

LVMの欠点

この目的に対しては良いと思いますが、実際の運用となると欠点が見えてきます。

まずハードディスクをそのままext4でフォーマットするのと比べると、間にLVMがはいるので設定など構築が分かりにくくなるし、パフォーマンスも落ちます。

一番悪いことは信頼性が悪くなることです。ディスクが壊れると修復が困難になるし、影響範囲が局所化できず広がります。ミラーリングにすると信頼性はとれますが、その代わり容量の面で非効率です。信頼性が欲しいのであれば素直にRAIDを組んだほうが良いです。

結局普通が一番

解説なんかは利点しか説明していないものが多いですが、LVMの方が柔軟で効率的に空き容量を活用できたり、追加も容易なのは確かでしょう。でもその利点として挙げられているようなことが個人で必要になるかどうかです。実際そこまでの柔軟性や効率は必要なかったりします。

LVMは色々チューニングしてパフォーマンスを向上させることもできますが、そこまで個人がやる理由はないでしょう。結局はそのままディスクはパーティションを切ってフォーマットして使うのが管理の面でも一番良かったりします。シンプルイズベストです。

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