ピラミッド・プリンシパル(ピラミッド・ストラクチャということもある)とは、演繹法と帰納法を組み合わせた手法で、より説得力のある主張ができます。
演繹法と帰納法について違いをわかりやすく説明
演繹法 演繹法は一般的に正しいとされている理論から、ある事柄の正しさを推論する方法です。代表的なものに三段論法があります。「東大生は頭が良い」という大前提、「Aさんは東大出身である」という小前提、そこから「Aさんは頭が良い」という結論を導き...
まずは主張を分かりやすくまとめてみる
ピラミッド・プリンシパルの良いところは、まず結論から述べることができることです。この主張がだらだらと長く分かりにくければ後に続く理由が何であっても入ってきません。まずは端的に分かりやすく主張を伝えるべきです。
理由を3つ用意する
3つの異なった視点から、主張を裏付ける理由を付け加えていきます。主張を言った後にすぐに「理由は3つあります。一つ目は…」のように続けて喋りながら質疑をしながら次を考えていくということもよくやります。主張を支える理由は3つは必要です。理由が2つしかない場合、反論する余地が大きいことを意味します。
3つの視点はフレームワークとして持っておくのがよいでしょう。よくあるフレームワークとしては3C「市場(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」や、「ヒト」「モノ」「カネ」です。フレームワークは常にパターン化しておいて、それぞれの視点で一つずつ理由を言えるようにします。
理由には実例を添える
それぞれの理由には実例やデータを添えることが望ましいです。データは説得力を増すうえで必要ですし、実際の事例は相手の理解を助けますし相手の興味を強く引くことができます。絶対に説得したい局面では実例はできるだけ相手の興味が高いものを厳選すべきです。
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