Shall は英語の参考書とか色々な教材でほとんど使わないとされていますが、実際のビジネスの場や、フォーマルな場ではよく目にも耳にもする単語です。ほとんど使わないと聞いてなおざりにしておくとビジネス英語では特に困ることになりますので、Shall の使い方を是非覚えておいてほしいです。
アメリカではあまり使わないのは確か
特にアメリカ英語の口語では shall の登場頻度が確かに減ると思いますが、ビジネスの場がアメリカ英語が主体だった20世紀では当てはまったことかもしれませんが、よりグローバルになった今では shall の存在感は以前より増しています。
昔は一人称は shall で二人称、三人称は will
未来のことを言うときに will を使うのは馴染みがあると思いますが、昔は I とか we とかの一人称は shall を使って、二人称と三人称は will といった決まりがありました。今では一人称にも will を使うようになって、よりシンプルになっています。
なので shall を使うとどことなく古風な響きや、ちょっとかしこまった雰囲気を醸し出すことができます。こういった微妙な雰囲気感覚はノンネイティブには非常に敷居が高いので、乱用すると使う場を間違ってしまうことにもなってしまいます。
定型的な使い方がある
ではノンネイティブは使いこなせないかといえばそのようなことはなくて、定型的な使い方があってそれを身につけておけば良くて、聞いたときはその意図を感じ取る程度で十分です。
Shall I/we
一人称疑問文で未来意思として shall を使うことは決してかしこまった感じはなくて、丁寧な感じはありますが、カジュアルな場面でも普通に使えます。逆に shall を選択しないと不自然なので、積極的に使いたいです。
Shall I call you back?
意思を伝える
Shall は一人称の意思が現れていますので、
You shall not frighten me out of this.
とかは二人称に使っていますが、意思があるのは話者である一人称なわけです。
このように誰かに何かさせたい意思を伝えるのに shall を使います。Shall を使うことで意思が強調されるのが狙いです。この強調するのが一人称の意思だけでなく、誰かの意思としても使われます。
誰かの意思ということは、指示を伝えたり、義務を伝えたりというのがしっくりきます。手順書とか指示書とか技術系であればよく書いたり読んだりすると思いますが、shall はその中でよく使われることになります。
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