Otherwise は「さもなければ」という意味だと覚えている人は多いのではないでしょうか。でも日本語で「さもなければ」という言葉を日常使いますか?「さもなければ」はちょっと古めかしく聞こえることもあるし、意味は分かるけど実際会話にはあまり使わない言葉ではないでしょうか。
使いづらい言葉の一つだが重要
Otherwise を日本人があまり使わない「さもなければ」と覚えてしまう弊害は、会話で実際に使う場合に使いづらいと感じることだと思います。「さもなければ」と同じ概念で頭の中にしみついてしまうことで、使う時に違和感を感じたりしてしまいます。
しかし英語の otherwise は会話に頻出しますので、しっかり身につけておかなくてはいけない表現の一つになります。
-wise の使用方法を確認
-wise が語尾につく言葉は多いですし、会話でもその場で -wise を付けて辞書には載っていないような言葉を作ることもよくあります。
~に関しては
-wise は「~に関しては」という意味で話題や対象を狭めるのに使えます。ただこの使い方はあまり正式な使い方ではないので書き言葉では使わないようにすべきですが、実際よく使われています。
Specwise, the class behaves correctly.
It wasn’t a good year businesswise.
~の方向で、~の方法で
-wise を closewise のように「~の方向で」の意味で、slantwise のように「~の方法で」という意味で使う場合は、辞書にも載っているような正式な言葉になります。
Otherwiseでは
Otherwise も -wise の使用方法がそのまま当てはまります。
“Other”に関しては
Other は「他の」という意味になりますが、今話していることとは他のことに対象を切り替えて範囲を狭めて考えるという意味で、接続詞の位置に otherwise を使うと、
Go home now, otherwise your parents will worry.
家に帰るということ以外に切り替えて考えると、両親が心配するよね、となるわけです。これを日本語にするならば確かに「さもなければ」でぴったり当てはまったりします。日本語の「さもなければ」もそうですが、提案や命令が先に来て、そのあとに「さもなければ」と続きます。
I am exhausted, but otherwise I am fine.
疲れ果てているということの他に切り替えて考えれば、申し分ないということです。この場合辞書的には「その他の点で」という意味ですが、「さもなければ」という日本語は当てはまりませんが、-wise の使い方に違いありません。
“Other”の方向で、”Other”の方法で
Other は「別の」という意味になりますが、単に別の方向や別の方法という意味で otherwise は使えます。方向や方法というのも曖昧で、単に他のとか異なったという意味にもなります。
I thought otherwise.
You could say otherwise.
The result was otherwise.
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