LinuxやBSDを使っているとATX電源を買い換えない5つの理由

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自作PCでLinuxやBSDをやっていると5年以上使っているパーツなんてまだ良いほうで、十年以上使っているものもあったりします。その中でも寿命が長いのがケースと ATX電源かなと思います。私がなぜATX電源を買い換えていないのかについて、理由を5つ説明します。

CPUの買い替えで電源買い替えとはならない

WindowsとかだとCore i7とかにしたほうが快適に使えますが、LinuxやBSDでしかもCUIを中心に使っていると Celeronでも余裕なので高価なCPUを買おうとも思いません。最新のCPUを使っていれば、CPUだけでも150W位消費したりで電源を買い換える動機になるのですが、最近のCeleronは逆に消費電力が下がっているので、CPUを変えたくらいじゃ電源を買い換える必要はまったくありません。

電源効率のためでは投資対効果は薄い

最近の電源は80PLUSプラチナとか効率が良くなっているので、とてもエコな感じですが、それでも投資対効果を考えるとなんとなく後回しになってしまいますね。

Windowsのようにがんがんに電力を消費していれば別ですが、LinuxやBSDでサーバーにしていて24時間運用していたとしても、1万円使って80PLUSプラチナ電源を買っても1万円分電気代が節約できるころには寿命になったり効率が下がったりしそうなので、無理に変える必要もないかなと思います。

ファンは静かかもしれないが決定的ではない

新しいファンは静かというのは捨てがたいのですが、大量のファンに囲まれていて電源についている一つのファンだけ静かになってもあまり意味がありません。静かなのは良いのですが、風量が減ると温度が上がって寿命が低下しますよね。音にこだわるというよりも変なトラブルを避けたいので、多少うるさいのは我慢するのでしっかりと風を送ってほしいです。

LinuxやBSDをサーバー用途で使っているのであれば、うるさくても良い場所に移してしまえばこの問題はないですしね。

ATXのバージョンアップもあまり関係がない

ATX電源もバージョンがあって、年々コネクタ構成が変更になります。これはより消費電力を要するCPUやバスが出てくるので、それを補う電源ラインを追加する必要があったりで仕方の無いことです。

ただ供給している電源は ±12V, 5V, 3.3Vで変わらないので、それぞれの供給能力を考えてあげれば変換コネクタを使うことができます。これもLinuxやBSDを使っているとCPUの消費電力は減る方向だし、いろいろとカードを挿すこともないので気にする必要はありません。

寿命も通常より長くなる

ATX電源の寿命はまちまちで、 2000年頃に3千円くらいで買った電源は3年くらいで駄目になりましたが、Zippyとか十数年使っていますがまったく問題なく使えています。基本的に電源の寿命を延ばすには冷やすことだと思います。コンデンサーの寿命は温度環境で大幅に変わってきますので、オーバークールを心がけていれば寿命はかなり延びると思います。

そもそもLinuxやBSDで使っているようなPCは消費電力は少ないので、電源自体が熱くならないので寿命は通常よりもさらに長くなると思います。

まとめ

このようにLinuxやBSDは非常に電源にとてもやさしいOSだったりします。電源にやさしいので大きなW数も必要ないし、そんなに高価な電源も必要ありませんね。通常の品質のATX電源であれば十分に安定して長期間利用できると思います。

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