管理職ならデール・カーネギーの「人を動かす」は必読

コーチング

技術系でも管理職になれば上司や部下とのコミュニケーションはもちろんのこと、さまざまな関連部門の人たちとのコミュニケーションも増えることになり、高い対人コミュニケーション力が必要になります。コミュニケーションにより上司や関係者を動かす必要がありますし、部下から嫌われているようではリーダーシップを発揮して組織をまとめることも難しいでしょう。

実は友達を得るための本

人間関係に関しては非常に古い本ですがデール・カーネギー(Dale Carnegie)の世界的ベストセラーの「人を動かす」は外せません。「人を動かす」というすごいタイトルの本ですが、実は”How to Win Friends and influence People”が原題で直訳するのであれば、「どのようにして友達を獲得して人に影響を与えるか」です。

実はこの本のテーマは友達を得たい人がどのようにして友達を増やしていくかであって、そこに必要な人間関係の秘訣を具体的な例とともに紹介しています。

では何で人を動かすなのか

自分の友達を嫌な気持ちにさせることはないまずないと思いますが、結局人に好かれるためにはその人を嫌な気持ちにさせないことだと思います。

実は人を動かすことも人を嫌な気持ちにさせないことが大事です。一旦嫌な気持ちにさせてしまうと反発が生まれてギクシャクしてしまいます。ある意味友達になってしまうことが人を動かすためには重要ということでしょう。

管理職は必読

この本に書いてあることを実践していれば友達はできるかもしれませんが、正直な話、実際の会社の中で人間関係を良くして人を動かすには甘いと思う部分も多いです。しかし人間心理を理解しながら人と接することは人の行動を読み解くうえで重要なことで、この本にあるさまざまな例から示唆されることは日々の管理業務に役立つ場面が多いと思います。お勧めの本です。

デール・カーネギーの人を動かす3原則
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