Want の後にthat節は続かない

用法

誰かに何かをして欲しい時に want を使えばよいのですが、問題は目的語にthat節を続けられないことを覚えておかなくてはいけません。

<正解>I want you to come here as soon as possible.
<不自然>I want that you come here as soon as possible.

<正解>I want him to study English.
<不自然>I want that he study(s) English.

文法的には問題ないが、慣例的にthat節が続かない

That節を続けても不自然に聞こえるだけで文法的には一応問題ありません。慣例的にthat節が続かないので日本の学校の試験とかでは間違いになると思いますが、実は十分に意味は伝わります。

仮定法現在のthat節だと意味がぶつかっておかしい

不自然な理由としては、want は願望なので目的語に続くことはまだ起こっていないので仮定法的になるはずですが、仮定法現在が入るのはthat節自体がそうあるべき(要求)とかそうなってほしい(希望)のようなニュアンスが入るので、want は欲しいという意味が強いのでぶつかってしまう感じがどうしてもしてしまいます。

<不自然>I want that he stay with us.
<自然>I propose that he stay with us.

未来形のthat説だと今の欲求にならない

もしも want が今でなくて未来に欲しいのであればthat節に will を伴って未来形にしたらしっくりきますが、want は今の願望を表すものなので will をつけても違和感が生じます。

<不自然>I want that you will be happy.
<自然>I hope that you will be happy.

同じことが、嫌いという意味が強い hate でも起きます。hate もthat節が続かないですね。

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