「盗む」ときの steal と rob の違いについて

用法

「盗む」といっても、相手に見つからないように盗み取るのと、相手の目の前で強盗するのでは相手が受ける影響は異なるので動詞としては違っても良いのですが、日本語はどちらも「盗む」ですね。英語は動詞が異なります。

相手に見つまらないように盗み取る steal

誰かが置き忘れた物であったり、誰も見ていない状態でこっそりと盗み取ることは steal になります。なので目的語は物になり、人が来ることはありません。

The burglar stole some money from me.

Steal を受動態で使うときは主語に人はこない

Steal の目的語に人が来ないということは、受動態で使うときに主語は人にはならないということです。よく何か盗まれたという話をするときに、誤った表現を耳にします。

<誤り> I was stolen some money.
<正解> Some money was stolen from me.
<正解> I had some money stolen.

主語を人にしたいときは、have を使うと良いでしょう。

相手に危害を加える rob

相手から強引に奪い取る場合は rob になります。盗まれた人に危害が加わるので、目的語は人になります。ただ何が盗まれたかを付け加えないと気になって仕方がないので、大抵 of に続けて盗まれたものを付け加えます。

The burglar robbed me of some money.
I was robbed of some money.

受け身で使う場合に of を忘れないようにしましょう。

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