仕事に関するイディオム集

イディオム

仕事に関係しそうなイディオムをまとめます。

The career ladder

日本語でも出世の階段と言わなくはないですが、段階的に昇進して給与も責任も上がっていくさまを梯子に見立てているのでしょうね。英語では career ladder という表現を良く使います。

Climb the career ladder は昇進することで、bottom of the career ladder は階層の底辺、低いポジションにいることを示します。

He is still at the very bottom of the career ladder.

He had climbed to the top of the career ladder.

Dead-end job

道路で行き止まりは dead end ですが、dead-end job というと将来がない仕事といった意味になります。

I have a quite a dead-end job.

Up-and-coming

有望で将来成功しそうな人を up-and-coming と表現します。人でなくてもお店や会社であっても使えます。

She is an up-and-coming young politician.

Step into one’s shoes

In one’s shoes だと~の立場になるということですが、step into one’s shoes だと誰かの立場・役職を引き継ぐということになります。Stand in one’s shoes とも言います。

日本人の私には他人の靴という表現があまり好きになれず、Take over one’s role といってしまいますが、よく聞く表現です。

I stepped into his shoes.

Run-of-the-mill

Run-of-the-mill はありふれたとか平凡なといった意味になります。

Millってコーヒーミルとか、風車(windmill)とか、機械的に同じ事を繰り返しているもののことですが、そんな種類(run of)ということで、ある意味仕事とは相性が良い表現だったりします。

The next event is not just a run-of-the-mill conference.

Get out of a rut

Rut は道にできるわだちとか、型といった意味で、そこから外れるということは、つまらないことから抜け出すといった意味になります。

逆につまらないことに留まって抜け出せないのであれば、stuck in a rut といえます。

I had to get out of a rut.

Get the sack

解雇するという表現で一般的なのは fire で、解雇されるは be fired になります。形式ばった表現としては、dismiss や discharge を使います。

口語では sack を使います。イギリス英語だと get the sack という表現を良く使います。買い物袋を手に入れたように聞こえてしまいますが、首になったということですから返答には気をつけたいところです。

ちなみに layoff は一時的な解雇といった意味なので区別が必要です。

He got the sack for always being late.

Have one’s work cut out

困難な仕事を抱えているのであれば、have one’s work cut out といった表現を良く使います。

ちょっと厄介ですが、cut out for というと向いているという意味です。

She’s not cut out for the job.

しかし、have one’s work cut out の場合は向いているのではなくて、やるのが難しいという意味になってしまいます。

He has his work cut out to get into the team.

Pull out all the stops

オルガンにはストップといわれる機構があって音色が選択できます。そのストップを全て引くと全部の音色が鳴るわけです。

そこから全力を尽くす、最大限の努力をするといった意味になります。

He should pull out all the stops to climb the career ladder.

On paper

On paper は理論上、計画上という意味になりますが、実行するとそうでもない場合に使います。

The plan looks great on paper.

Behind the scenes

秘密裏に動くことはよくあると思いますが、そういったとき behind the scenes が使えます。

Behind the scenes は舞台裏ですので悪いイメージはありません。ちょっとネガティブなイメージにしたい場合は、under the table が使えます。

イディオムではないですが、sub-rosa も秘密にといった意味になります。

He is pulling the wires behind the scenes.

Put on hold

電話で保留にするだけでなく、なんでも保留するときに put on hold が使えます。

It’ll be put on hold for a while.

Back to the drawing board

最初からやり直さなければいけない場合、back to the drawing board が使えます。

Let’s go back to the drawing board.

Be rushed off one’s feet

てんてこ舞いという日本語がぴったりです。仕事に追い回されてにっちもさっちも行かないときに使いたい表現です。

We are rushed off our feet at this moment.

忙しいを表すそのほかの表現

Up to one’s eye(ball)s/ears

かなり忙しい状態で、up to one’s eyes が使えます。Eyesの代わりに、eyeballs でも ears でも同じです。

I’m up to my eyes in work.

Get one’s hands full

手が離せないことを文字通り表したいとき、get one’s hands full が使えます。

I have got my hands full with my own tasks.

Snow under

忙しいことは嫌なことですが、忙しくて苛立ちをすこし表に出したいとき be snowed under が使えます。

I was snowed under with too many meetings.

On the go

On the go は出先でといった意味もありますが、常に働いている状態を on the go とも言います。
I am always on the go.

Talk shop

飲み会で仕事の話を始められた場合に良く使う表現として、talk shop があります。勤務時間外に仕事の話をするといった意味です。結構使えます。

Please don’t talk shop.

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